2013年06月18日

内科病棟376(狭心症入院記)カルテX まとめ

さて、狭心症の入院から4年後、私は日中の睡魔に悩まされていた。
睡眠時間は十分なはずなのに、睡魔が来る、それも強烈な睡魔である。
ある日、名神高速を走っていた時のこと、右の追い越し車線を走っていて睡魔が襲ってきた。
次の瞬間、高速の両側にビル群が見えてきた、ここは滋賀県そんなものがあるはずもない。
そして中央分離帯が自転車レース場のバンクに見えてきて、車が右へ寄っていく、そして
砂利が引いてあるのでガリガリ言い始めたとき・・・・
「ファーーーン!!!」
後続車がクラクションで危険を知らせてくれた。
はっと我に返りハンドルを左に戻してことなきをえた。
これはダメだと次のサービスエリアへ入るのだが、側道に入った瞬間、0.5秒から1秒意識が飛んだ・・
気がつくと小型車は左への標識、危なかった。

病院へ行って検査を受けた結果
「睡眠時無呼吸症候群」と診断された。

さらに、精密な検査を専門病院で受けることになり・・・

結果は極めて重症だった・・・

無呼吸が1時間に何回おこるかの指標「無呼吸/低呼吸指数」による重症度分類
○軽症 1時間あたり5〜15回の発生
○中等症 1時間あたり15〜30回の発生
○重症 1時間あたり30回以上の発生

上記に当てはめると私の場合、無呼吸、低呼吸合わせると指数は96回という
医師も仰天するような数値がはじき出されてました。

睡眠にはレム睡眠、ノンレム睡眠とレベル1〜4の睡眠の質があって浅い眠りと深い眠りを繰り返すわけですが、私の場合、呼吸が止まるためレベル2で止まっており、睡眠中深い眠りには一度も達していないという
結果もわかりました。。
要するに表面上は寝てるけど、体はほとんど正常な睡眠が取れてないということになります。

だから、朝起きたときに頭痛が有り、日中は強烈な睡魔にさらされている結果となってます。
さらにこれは、無呼吸状態が続くことにより、血中に十分な酸素が供給できなくなり
血液がドロドロした状態を作り出すという、恐ろしいメカニズムに直結します。

具体的には正常者に比較して、

○高血圧は2倍

○冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞などの心臓病)は3倍、とくに習慣性の強いいびきが
ある場合の心筋梗塞発生頻度は4倍

○脳卒中は4倍

○交通事故は7倍

の頻度になると報告されています。

そしてその結末は
中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群は重度に死亡率が大幅に上昇します。
厚生省研究班の調査では、睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が20回以上おこる
場合の5年間の死亡率は16%と報告されています。8年で死亡率40%という報告もあります。
死因は脳梗塞、心筋梗塞など。睡眠中や朝方に死亡する例が多いとされています。

要するにこのままでは私は危ないことになる

ということで治療に入りました。
CPAPという鼻から空気を強制的に供給するマスクをつけて毎日寝ることとなり、これは今も続いています。

要するに睡眠時無呼吸症候群の状態に狭心症を発症する前から恒常的になっていて、血管に酸素が供給されずにドロドロとした血液になっていた、これが血管をもろくして動脈硬化を引き起こし、ついに耐え切れなくなって心臓発作になってしまった。

CPAPは根本治療ではないので、要は痩せるしかないのですが、20キロものリバウンドを数回繰り返すことになってます。
意思が弱いとしか言いようがない(;^_^A アセアセ・・・

みなさまもいびきが大きい方は予備軍ですので注意されてください。
注意ポイントは日中の強烈な睡魔(話していても眠ることがあります)と朝起きたときの頭痛です。

またまた、私のつたない手記にお付き合いいただきありがとうございます。



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posted by こやまっち at 23:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月17日

内科病棟376(狭心症入院記)カルテW

翌日、個室にずっと入ってられないから、隣の376号室に移された。
4人部屋だが、ほかの人は全員退院したらしく、私だけだった。
だから、個室同然であった。点滴もとれ、何よりも尿管もとれて、快適になった。
ただ、便秘になってしまった、入院するといつもこうなる、普段は毎日出る方だから、一日出なくてもいやなのである。食事は相変わらず、減塩食、私には汁物もついてこない。私の体調が安定してきたので、妻は自宅へ帰ってもらうことにした。
毎日大手スーパーのパートで働いているので、そうそう休めないからだった。
私としては、しばらくいて欲しかったがこればかりはしょうがない。

この日の夜、看護婦に下剤をもらって寝た。翌日、向かいに一人入院してこられた。大西さんという方だった。
「どないしはったん」
「お腹の調子が悪くて、とうとう我慢できずに入院ですわ、あんたは」
「狭心症ですわ、急にきて、そのまま入院ですわ」
「狭心症はきいつけんと、怖いで、私も7年前、地震の日になってえらいことやった、それから、肝硬変、胃がんで胃も取ってしまいましてなあ・・・」
大西さんは食事のあと、決してトレイを返しにいかなかった。必ず、看護婦があとで、かたずけにくる、変だなあと思っていた。
11時頃、母と子供3人が尼崎から見舞いに来てくれた。子供の顔をみるとほっとする。
まだまだ、死ねんなあと思った。午後からもう一人入院された、私の隣のベッドだった、どうも喘息らしい。堰がものすごい、最後はグェーとタンを出す。苦しそうで、大変だなあと思っていたらけど、これが夜寝れないはめになった。夜も1時間おきに、ゲーゲーするのである、さすがに眠れない・・・こればっかりはお互い様だから、がまんするしかなかった。。寝不足に便秘、翌日から快適ではなくなった。入院して3日目、この日は大雪になった。
夕方から、隣の個室が騒がしかった。私が入っていた個室だ。壁一枚だから、よく聞こえる。
どうも、入院患者が大声でわめきだしている。看護婦も怒鳴られている様子。2時間は続いた、迷惑千万、さすがの私も逆切れして、怒鳴り込みに行こうと思ったぐらいだ。

向かいの大西さんがトイレに立った。松葉杖でゆっくりと歩かれる、足も悪いなあとは思っていたが、この時はじめて、大西さんの足が一本であることに気づいた。
トイレから帰ってきた大西さんに私は尋ねた。
「大西さん、足はどないしはったの」毎日話をしていたから、私は自然と尋ねた。
「切断しましてなあ・・・・」
「えっ、事故か何かですか」
「10歳の時に切断しましてなあ・・・・・」
これ以上は聞けなかった・・・
「まあ、小山さん、人生はいろいろあるよ」
「・・・・・・・」
私は言葉が返せなかった、どれだけの苦労をされてきたんだろうと思うと頭が下がる。376号室はいろいろある。

次の日の午前中、肝機能と胃カメラの検査。胃カメラは生まれて初めてだった。
まず、胃の動きを一時的に止める注射、これが痛い。そして、水あめみたいな喉の部分麻酔を口に入れられて飲み込まずに喉で停める。
これが5分、でもつい飲んでしまう、これはこれで苦しいものだった。
しかし、本番はもっと辛いことになった。
「小山さん、どうぞ、左を下にして寝て下さいね、よだれが出ますからタオルをひきますね」
はじめてみた胃カメラは自分の想像していたものとは違った。
ほんとに小さい管で、その先端にカメラがついていると思っていたら、これはホースだ!ガスのゴム管を飲み込むと思ってもらったらいい。口にマウスピースをはめて、ホース!?を飲み込む、喉の当たったところでごくんと飲み込む、とたんに吐き気をもようし、ゲーゲーとむせた。
涙が出てきた、胃に到達すると、ぐるぐる回し始める。
ガスも出ているので、胃がふくらんで、痛い。すると、思いがけない会話が聞こえるではないか。
「このあたりでいいですか」
「もっと奥に入れて、そこそこ・・・・」
二人でやってて、検査医師はまだ見習い!?
隣の医師に聞きながらやってる!?ただでさえ、苦しいのに、俺は実験台か!?
15分ほどで終了したが、もう二度としたくない検査だ。胃カメラじゃねえ、ホースカメラが正式名だ!?さいわい、ポリープの類はなく、軽い胃炎とのことだった。

退院入院して一週間、いよいよ退院の日が来た。
家族はもっと入院しとけというが、前述したとおり夜が眠れず、これ以上は苦痛だった。
心臓の発作もおさまり、安定していた。
Y医師が病室へ来てくれた。
「小山さん、無理せず、まず、コレステロールを下げましょう、痩せることが一番です。薬は一生飲んでもらうことになります。万一発作が起こった時はすぐに病院へ来てください。応急処置のニトロの錠剤も出しておきます。激しい運動は控えて、散歩、水中歩行などからはじめてください、それではお大事に」
Y医師の的確な治療で私は退院できたと思っている、本当に感謝である。
最後に大西さんと挨拶をした。
「大西さん、がんばってくださいね、またどこかでお会いできるかも」
「私とは会わないほうがいいよ、合うときはお互い病室だから、ハハハ・・・」
丁寧にお辞儀をして376号室をあとにした。

退院の翌日、ハニーと湖畔の洒落たコーヒーショップへ行った。
琵琶湖の夕日が一番きれいに見える水ケ浜だ。
「俺、50まで生きれないかもしれんなあ、そんな気がする」
「何言ってるのよ、長生きしてもらわないと、パパ!!」
「そうだね、帰ろうか!」
琵琶湖をバックにショップの方に写真を撮ってもらった。
まだまだ湖畔を寒い風が駆け抜けるが、春はもうそこまで来ている。

次回最終回 結局原因は・・・・

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posted by こやまっち at 22:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

内科病棟376(狭心症入院記)カルテV

とりあえず、今日は処置のために、そのまま個室となった。
病院の都合なので料金はとらないとのこと,
検査の説明にY医師が病室へ来られた。X線写真をみながら、説明してもらった。
「小山さん、やはり心臓の血管が一部、詰まりかけてました。ニトロを入れた時の写真と比べると、よくわかります、とりあえず、薬を飲んでもらって、コントロールします、それで、しばらく様子をみましょう。血管を拡げて血圧を下げる薬と血液をサラサラにして、血栓ができにくくする薬です。これは一生飲んでもらうことになります」
「えー、一生ですか!?」
「あとはコレステロールを下げることです、要は痩せてください」
「わかりました・・・・」
「また、発作があったら、すぐに看護婦を呼んでください、薬を飲んでる間は大丈夫と思いますが」
「あと、内臓の病気からそのような症状になることもあるので、胃カメラと肝臓エコー検査を来週入れておきます」
とたんにお腹が減ってきた、朝から何も食べてない。
病院の夕食を食べることに、減塩、低カロリー食の始まりである。
6時を回って、会社の同僚、部下が心配してかけつけてくれた。とりあえず、一週間休むことを伝えた。
妻は私の社宅へ泊まることになった、妻が帰ってから、トイレに行きたくなった。
尿管入ってるし、ぶら下げて行くのもなんだし、とりあえず、ナースコール。
「あのぉ、トイレに行きたいんですが」
「すぐいきまーす」
「小山さんは腕からカテーテル入れたから、もうおしっこの管抜きましょうか」
「ええ・・・・」(また痛そうだ)
例によってビニール手袋をして「はい、大きく深呼吸して・・・・はい、抜きましたよ」
この感覚はなんとも言えないものがある!?トイレに行ったが出なかった、でもおしっこをする時に尿道に痛みはなかった。
前回は2日間入れてたので、排尿時にかなり痛んだのである。
「看護婦さん、このセクシーなT字帯もはずしていい?」
「もういいですよ、パンツはいてください」
夜に点滴も取れたので、身動きができるようになった、個室なのでゆっくり寝れる。
あーー今日はいろいろありすぎたーーー。。

ここで狭心症と心筋梗塞について、どうしておこるのかおさらいしておきます。
◎狭心症
心筋に直結する冠動脈の内腔の一部が狭くなって、血液が流れなくなり、心筋に必要なだけの血液が供給できなくなると、心臓は酸素不足に陥って「胸痛発作」という形の悲鳴をあげます。これが狭心症です。

◎心筋梗塞
狭心症は一時的な発作ですが、冠動脈の内腔がさらに細く狭くなると、ふだんでも血液が溜まりがちになります。そして、溜った血液が固まって血液の流れを完全に止めてしまうと、心筋は酸素欠乏、栄養欠乏から壊死を起こし、心臓はパニック状態になります。これが「心筋梗塞」です。
心筋梗塞は、最初の発作で3割の人が命を失うおそろしい病気です。また、この病気でなくなった人の半数は、発作から1時間以内で死亡していることから、一刻一秒を争う病気です。いかに早く設備の整った病院へ運ぶかが生死を分けます。

狭心症と心筋梗塞の見分け方
◎狭心症
狭心症の発作はふつう数分でおさまります。(わたしの場合10分程度でした)胸の中央部からみぞおちにかけて、胸部全体に漠然とした痛みがあります。痛み方は「押されるよう」「しめつけられるよう」息が詰まるよう」「重苦しい」「鈍痛」と千差万別ですががまんできない痛みではありません。また、チクチクするような部分的な痛みとは違います。

◎心筋梗塞
心筋梗塞では強烈な痛みが30分以上続きます。痛む場所は同じですが、痛みの強さは狭心症と比較にならないほど強烈で、「焼け火箸を突っ込まれたよう」「胸の中をぐっとえぐられたよう」「象の足で踏まれたよう」などと表現され、死ぬのではないかという恐怖心を伴います。顔面蒼白、冷や汗を伴うこともあります。持続時間は長く、短くても30分以上は続きます。

胸痛発作はどんな時に起きやすいか?
狭心症の発作をもっとも起こしやすいのは寒い日の午前中です。いつもより体を強く動かした時に起こりやすいです。感情の変動、興奮、ストレスでも誘発されることもあります。私の場合、一回目は裸になって風呂に入った瞬間でした。その日はとても寒い日でした。2回目は寒い雪の朝の早朝、起き抜けにパジャマ姿一枚で車の雪かきをした直後でした。

原因は何?
ほとんどの場合、高血圧と動脈硬化です。私の場合、高血圧ではなかったのですが、肥満なのでコレステロール値が高く、いわゆるドロドロした血液だったといえます。高血圧はまた動脈硬化を引き起こす要因でもあります。動脈硬化とは、コレステロールや脂質などが血管の内側に付着したり、血管壁に沈着したりして血管が硬くもろくなることをいいます。心臓病を引き起こす危険因子を上げておきますので、当てはまる方は注意してね。「肥満」「運動不足」「ストレス」「タバコ」「アルコール」「高脂血」「糖尿病」「遺伝」すぐにはやめれないのもあるけど、要はほどほどにつきあうことだと思います。
                         
(参考文献)専門医がやさしく教える心臓病 山科章 著 PHP研究所

※後日明らかになった真実、私の狭心症の原因は他にもあったのです。

続く
posted by こやまっち at 00:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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